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ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

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Posted by naturum at

2014年06月19日

(アイランドピーク登山を想定して記載)

HCPを出発し、足場が不安定な岩場をジグザクしながら登って行くと・・・
約3時間でアイゼンを取り付ける場所に出ます。

ここからがヒマラヤ登山の始まり。
ハーネスとアイゼンを装着し、クライミングガイドを先頭にして各メンバーが5m間隔で、一本のロープに繋がって歩きだします。

以前はゆっくりと雪田を歩くだけで・・・
核心部である雪壁までたどり着けたのですが・・・

現在は・・・
所々に口をパックリと開けたクレバスを回り込み、
さらにヒドンクレバスに気を付けて、数回10m程の急斜面をロープフィックスして通過します。


※ 毎年、ルートが変更している

昨今の温暖化の影響により氷河が融解。
それに伴い常に登山ルートが大幅に変わる可能性が高くなっています。
安全に安心して登る為には、装備するロープの数や量だけでなく、荷揚げする人、ルートを工作する時間などを、事前にしっかりと検討する必要があると思います。

他隊と「装備を共有する」というアイデアもありますが・・・
実際に現地に行ってから他隊の規模が分かりますので、不確定要素が大きいのでお勧めできません。
もし仮に合意出来た場合でも、登る順番や装備品の回収や費用など、BCに滞在している短い間に決めなければなりませんので、お勧めできません。

事前にしっかりと準備することが良い結果を生むのではないでしょうか。

サパナではこの問題に対して、最新の情報ならびに余る程の装備を持参して登山を行っております。
登山をされる方が安心して登山に集中できる環境が整っています。 





  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 08:50こうしてトレッキングを作ったんです!
Comments(0)

 

『記念イベントを大成功させたい!』

70才を超えるメンバーで構成された登山隊で、
アンナプルナ連峰に聳えるトロンピークに挑戦という電話をいただきました。
 
さらに・・・
同時期、別隊もトロンピーク目の前にある無登峰目指し、
2隊の一緒の成功を強く願っている

メール・電話・そして実際に会って、いろいろとお伺いしました。
 
インタビューを通じて・・・

リーダーであるS様は山岳会所属の73歳(当時)
仲間と一緒に、常日頃から精力的な山登りを楽しんでいる。
何度もヒマラヤに訪れ、ご自身初の頂きに立つ夢をもっていた。

そして・・・

1. 頂上からの大パノラマを全員で共有したい。
2. 別隊の登山のサポートも行う
3. 登頂後、最も高所にある透明度高いティリッツォ湖へトレッキング
4. 最高齢は75才

トロンピーク周辺の地図を開き・・・

① BCへのアプローチ:

  反時計周りの方がロッジも多く、高度順応し易い。
  時計回りでは、急激的に高度を上げる。更なる高山病対策が必要
  登山時期は連日、数百人のトレッカーが訪れ、ロッジの確保が難しい
  最寄り空港は最短で3日、運行状況や予約状況が異なる

② 地形的に強風を受けやすい

③ ティリッツォ湖へのトレッキング

  マナン村からは容易
  ジョムソン側からはテント必携
  ティリッツォ湖に至る峠の雪

④ エスケープルートの確保

⑤ 水場の確認

他、リストアップ。

後日、登山者一人一人にお会いして、経験や体力、雪山の登山技術の有無をチェック
また高山病の経験、普段の山歩きで注意されている点  
水分の摂り方、休憩の仕方(時間や回数等)、写真撮影に割く時間  等を伺う

分かったことは・・・

【経験:】

 40年を超える山経験者
 最年長【75歳】の方は体力に不安、本格的な雪山登山の経験無し
 全員が一緒の行動したい
 寒さが苦手である

【食事:】

 現地食に対して不安を抱えている
 体力が持続できる食事、日本食で対応できれば嬉しい
 高地での食欲減衰に備えて、準備品が分からない。

【登山期間:】

 現役者もおられるため、長くても20日間程度
 可能なら短い日程で登りたい

【高山病:】

 海外登山初めての方は症状を心配

【その他:】

 持病薬について

地理的要因と登山者の事情を踏まえ・・・

1. 別隊のサポートも行えるトロンピーク登山のプラン作り
2. 現地スタッフの選任、手配
3. 各自のコンディションチェック



トロンピーク登頂および他隊のサポートも完遂
氷河湖ティリッツオ湖へのトレッキングも無事行い
アンナプルナ連峰を心ゆくまで眺望を楽しみ
全て目的を達成することができました。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:14こうしてトレッキングを作ったんです!
Comments(0)

勇さんのアジア絶景紀行 ヒマラヤの大自然に挑戦!  続編
番組制作会社 ユーストン 様

 
 17日間に及ぶテレビ取材では・・・
 気温差が40度にもなる環境下の中
 膨大な量の映像を撮影し続け、
 帰国後の編集作業にも沢山の人員を割いて完成した!
 
 実際に放送された映像はこれ!

 ご覧ください。

 

 

 



 

   


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:53こうしてトレッキングを作ったんです!
Comments(0)

勇さんのアジア絶景紀行 ヒマラヤの大自然に挑戦!
番組制作会社 ユーストン 様

 2度にわたるラジオ出演がきっかけに・・・

 主人公である『勇さん』こと川本勇さんは
 ミュージシャンであり、ラジオやテレビなど
 たくさんのメディアに出演しているスター。

 『多くの視聴者にヒマラヤの美しさと感動を届けたい!』 

 という気持ちを抱かれ、この企画が立ち上がりました。

 
 ニコニコ この映像のために・・・頑張りました。

 ヒマラヤの映像は他局でなんども放映されているが
 もっと違った視点で映像を作りたい・・・。

 何度にもわたる取材班との打ち合わせ・・・
 出演番組中の短い休憩時間に、また数時間に及ぶことも。
 約4ヶ月という期間で、番組構成から現地調査、通訳、撮影補助まで
 全面協力をさせていただきました。

 今回出演される方々は全員ヒマラヤ初挑戦!
 海外渡航経験も、登山経験の無い方も。

 取材班ひとりひとりに、登山に関するアンケートに
 答えてもらい、個々に合わせた山歩きの仕方や高山病対策を
 緻密に練りました。
 
 取材がスムーズに行えるよう、
 日本語ができるスタッフはもちろんのこと
 特に、取材班が求める撮影シーンや場所を
 的確に提案できるスタッフも同行させました。 

 そして、取材中にも構成や映像に関することで
 何度も相談や提案をさせていただきました。  

 約3週間に及ぶヒマラヤ取材は・・・ 
 野生動物との遭遇、逞しく暮らす山岳民族との触れ合い、
 連日、紺碧な空に突き刺さるように聳える
 神々しい峰々を仰ぎながら行いました。

 
 ニコニコ シャンボチェの丘へ高度順応に

 
 ニコニコ ナムチェ上部:  エベレストの雄姿

 
 ニコニコ ヒマラヤに住みまSHOWのコーナー収録後

 
 ニコニコ 最高な贅沢気分での休憩の様子を収録中

 

 ついに、標高5545m、
 世界最高峰のエベレストの見える丘へ取材班全員を

 
 ニコニコ 川本様がカラパタールに!

 
 登頂と同時に目から溢れ出す涙
 使命を果たすために、苦しさを乗り越えることができた嬉しさ・・・
 私もこの企画のお手伝いができて本当によかったです。

 そして・・・
 実際に放送された映像は これ!
   


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:58こうしてトレッキングを作ったんです!
Comments(0)

2011年12月17日

 一人ひとり
 ヒマラヤトレッキング・登山への思いは違う。

 出来ることなら・・・
 思い描いている歩き方が出来たらいいのに!

 サパナでは参加者の思い描くトレッキングを
 インタビューをしながら作り、夢を達成していただいております。
 
 どのようにツアーが作られたのか・・・ご紹介します。

 
 『僕のおじいちゃん 凄い!』  T様 岡山県

  

 珍しいサボテンを沢山栽培し可憐な花を咲かせるのが得意で、」
 日頃は近郊の山で足腰を鍛えて体力維持に励むT様。

 世界最高峰のエベレストを間近で是非見てみたい・・・。

「体力はたぶん大丈夫だろう・・・」。でも富士山に登ったことが無いし・・・
 T様より一通のメールが小社に届きました。


 早速、メールに対して・・・

 高山病は誰もがかかってしまう生理的症状であり、
 症状が出る前からの順応対策がとても重要であることを説明。
 そして登山経験や普段の山登りで注意されること、
 興味ある事などを先ず教えていただきました。
 また、歩く時の癖によっても症状が大きく変わるので、
 質問フォームを使って更にこと細かく訊きました。


 インタビューして分かったこと

 ● T様は話上手でサボテンの花について特に詳しい!
 ● 国内外問わず高い山への憧れが強く、山のエピソードにも詳しい。
 ● 汗をかきやすい体質で、普段から水筒を余分に持って歩いている。等


さてどんな順応対策が一番効果的で行いやすいか・・・?
 いろいろな視点で考えてみました。


 話上手なので・・・
 トレッキング中の休憩には私の方からT様に話しかけ、
 お答えしていただく形で無理なく酸素を体内に取り込んでいく。

 発汗量を抑えるために、歩く位置は後方に、休憩回数を多めに。
 水分の予備をガイドが持ち、必要に応じて給水。
 宿泊地到着後にはサボテンの話で盛り上がり、
 参加者全員と楽しい時間を共有する!
 
 

 更なるご要望も取り入れてスタッフ共に
 T様にあわせた高山病対策を行いながらトレッキング。

 そして エベレストの見える丘:ゴーキョピーク(5400M)へ。
 念願の夢を達成されました。

 ご帰国後、T様よりお電話があり、
 世界一高いエベレストと一緒に写した写真を見て、
 お孫さんが『おじいちゃん凄い!』と。

 

 

 山歩きを通じて、日々の健康の維持、更なる感動との出会い、
 新たな人との出会いで充実した生活をされているとお聞きしております。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:45こうしてトレッキングを作ったんです!
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