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ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男

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記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2014年06月19日

(アイランドピーク登山を想定して記載)

HCPを出発し、足場が不安定な岩場をジグザクしながら登って行くと・・・
約3時間でアイゼンを取り付ける場所に出ます。

ここからがヒマラヤ登山の始まり。
ハーネスとアイゼンを装着し、クライミングガイドを先頭にして各メンバーが5m間隔で、一本のロープに繋がって歩きだします。

以前はゆっくりと雪田を歩くだけで・・・
核心部である雪壁までたどり着けたのですが・・・

現在は・・・
所々に口をパックリと開けたクレバスを回り込み、
さらにヒドンクレバスに気を付けて、数回10m程の急斜面をロープフィックスして通過します。


※ 毎年、ルートが変更している

昨今の温暖化の影響により氷河が融解。
それに伴い常に登山ルートが大幅に変わる可能性が高くなっています。
安全に安心して登る為には、装備するロープの数や量だけでなく、荷揚げする人、ルートを工作する時間などを、事前にしっかりと検討する必要があると思います。

他隊と「装備を共有する」というアイデアもありますが・・・
実際に現地に行ってから他隊の規模が分かりますので、不確定要素が大きいのでお勧めできません。
もし仮に合意出来た場合でも、登る順番や装備品の回収や費用など、BCに滞在している短い間に決めなければなりませんので、お勧めできません。

事前にしっかりと準備することが良い結果を生むのではないでしょうか。

サパナではこの問題に対して、最新の情報ならびに余る程の装備を持参して登山を行っております。
登山をされる方が安心して登山に集中できる環境が整っています。 





  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 08:50こうしてトレッキングを作ったんです!
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ネパールの隅々までに整備された国内線を利用して、山岳地域へ一気に入ることができます。
かつてはバスに揺られ・・・何日もキャラバンをしていくことが当たり前でしたが、国内線の発達により、短期間でトレッキング、登山が可能になりました。
この国内線について深く考えてみると・・・
登山者が「気づきにくいポイント」があるのに気づきます。

ベストシーズンと呼ばれる春や秋は多くの登山者に交じって、ネパール人旅行者も国内線を利用します。
特に、カトマンズを基点に、ルクラ線とポカラ線。ポカラを基点にジョムソン線は注意が必要です。

ネパールの国内線は有視界飛行と呼ばれるもので、パイロットの視界を頼りに運行されています。
雲の発生等により、突然フライトキャンセルされることがありますので、最初のフライトになるよう、早い予約が必要です。

以前は18人乗りの小型飛行機でしたが・・・
現在は14人乗りと変更されました。そのため、1日に運ぶキャパが大幅に減少したので、シーズンには席の確保が難しくなってきています。

ネパールの路線ごと運行している航空会社が異なっています。
保有機の数も異なるため、事前に利用する路線の航空会社を知っておくことが必要です。

というのは・・・
フライトキャンセルとなった場合の振り替えが早く、最小限の変更で済むからです。
悪天候によるフライトキャンセルは翌日のフライトに自動的に振り替えられます。
その際、航空機をたくさん保有している会社ほど、振替便のフライトが一度にたくさん運行するので、当初の予定のいち早く戻ることができます。
保有機が少ないと、フライトキャンセルになり、他社便に振り替えられることもあるため、注意が必要です。
ちなみに、フライトキャンセルになった場合、外国人旅行者を優先的に搭乗させることがあります。そのため、ネパール人ガイドと行くトレッキングの場合は、言葉の問題が発生するので、最低限の英語を覚えておく必要があります。


サパナでは、こうしたトラブルを想定して、各航空会社と強いパイプを持ちながら航空機を使ったトレッキングを行っています。
航空機のキャンセルの伴う停滞による宿泊費・食事代等に対しても、負担を最小限に抑えられる対策をとっています。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:126000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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ヒマラヤ登山に適した時期と言えば・・・
天候が落ち着き、晴天が続く春と秋のシーズンがあげられます。
私もこのシーズンに何度も登山を行ってきました。

では、どちらのシーズンがより適しているか考えてみると・・・
意外と気づくことがあります。

エベレスト登山など、8000mを超える巨峰を目指す人が多い「春」
6000m峰も同様に「春」の時期に登るのが良いと思うかもしれません。
でも、もう少し季節特有の条件を、しっかりと考えてみて欲しいです。
ちなみに、サパナでは「秋」の時期に登山をされる事をお勧めしています。

「春」は日射が強くて天候が崩れやすい!!

秋に比べ・・・
山間部に湧き立つ雲の発生時間が早く、国内線の運航に大きく支障をきたしてしまう恐れがあります。
日に日に気温が上がり、暑季に向かって気候が移っていこの時期、水分をたくさん含んだ南の空気が太陽の日差しによってさらに熱せられ、ヒマラヤに向かって流れ込むことで、一気に山間部に雲を発生させてしまいます。
その為、山岳地域へのフライトに大きく影響を与えてしまうので、十分な日程が必要になります。
時には、ドカ雪をもたらすことがあるので、「秋」に行う登山と同じ日程の計画を立てるのは少し無理があるように思えます。

8000m登山の場合では・・・そうしたリスクもあらかじめ想定して数か月に及ぶ登山がおこなわれています。
短期間で登る6000m峰の場合ではこうしたトラブルが撤退という形に繋がり易いので、注意してください。


ちなみに、どちらの時期もBCをはじめ、登山者で溢れかえっています。
他隊との兼ね合いによってHCPの確保やルート工作などに影響しますので、しっかりとした対策を取られて登山されることをお勧めします。

サパナでは、こうしたトラブルを想定して対策をとりながら、長年に渡り登山を行っております。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:266000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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トレッキング中の楽しみの一つである食事。
ヒマラヤの峰々を目の前にして、贅沢に頂くことができます。
時には暖炉を囲んで・・・世界中の登山者と一緒にワイワイ時間を共有できることも。
トレッキングの楽しさ、素晴らしさがとっても思い出深いものになるでしょう。

では、美味しく食事を頂くために考えてみると・・・
いろいろと気づくことがあります。

例えば、標高が高くなると・・・
今まで美味しく頂いていた食事が急に喉を通らなくなったり、また食事量が大きく減少してしまうことです。
また高地では平地に比べ、消化不良を起こし易いと言われていますので、腸にガスが溜まりおならが出易すくなります。
我慢をすることで、お腹を下す原因にもなりますので、消化し易い食事をとることことが必要になります。


ではどのようにしたら食べ易く、消化の良い食事ができるか考えてみると・・・
いくつかアイデアが浮かんでくると思います。
その中でも、予め必要と思われる食材を日本から準備して、トレッキングするというアイデアが浮かびます。

でもちょっと待って下さい。
ガイドとポーターを雇ったトレッキングでは、必ず滞在先のレストランを利用して食事をするのがマナーなんです。
日本から持参したレトルト食品等を使って食事をすることはマナー違反となってしまいます。
退出時にトラブルになりかねないので、注意が必要です。


サパナでは・・・
日々、ガイドと専属のコックが登山者の体調を食事の面からがっちりサポートしています。
登山者が食事量を落とさず、毎食美味しく頂ける様、沢山のレパートリーの中から、飽きない食事を提供しています。
突然の体調不良により、食事内容を大幅に変えなければならないこともあるでしょう。そうしたことも想定し、日本から食べ慣れた味である調味料を使って、食べ易く元気の出る食事を作ることも可能です。
登山者一人一人が食事の不安から解放され、トレッキングならびにBCより上部で行う登山活動が予定通りに行えるよう、「食事」にの面からしっかりサポートしています。


※ 酢飯やヒジキ料理で食欲アップ!



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:436000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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登山者が体調不良等により、途中離脱をすることを想定した登山計画をしっかりと立てることが必要です。

私もそうでしたが、登山で起きるトラブルとしてすぐに頭に浮かぶのが・・・高山病や天候の事ばかり。
予めトラブルの事を想定して計画を立てているような方は少ないと思います。

ここでは、体調等により途中離脱をしなければならないことで、登山者が気づき難いポイントを書きます。

登山ではBCを出発してからは、登山者の安全を確保するのがクライミングガイドの最大の責務です。
装備を持たない他のスタッフは同行しませんので、何かが起きた場合もクライミングガイドの経験や采配が安全な登山の決め手になります。

ゲストとガイドが1対1の場合はまだ良いのですが・・・
登山者が複数(2~3名)の場合は、離脱者が出てしまった場合の事を想定して考えて欲しいです。

登山者が何かの理由で登山ができなくなった場合、登山者を安全な場所に下山させるのがクライミングガイドの仕事の一つであり、責務です。

少人数パーティーで登山を行う場合ではクライミングガイドが一人ということも決して珍しくなく・・・・
登山の「継続」と「離脱者の介助」をどのように対応するか、大きな決断が迫られます。
登山の継続をして欲しい者・・・
他のスタッフがいる安全な所まで下山したい・・・

個々の心の中で色々な葛藤があり・・・クライミングも同様に悩みます。


登山者同士で予め事前に取り決めなどを行っておく必要もあるかと思います。
登山パーティーによっては、それもできないこともあるでしょう。


登山の継続」と「登山者の命を守る」ことを両方出来るように、しっかりと対策を立てておくことが安心して登山を行うことに繋がります。

グループが大きくなればなるほど登山者の途中離脱リスクが高まり、またグループが小さい程、助けてくれるスタッフの数に限りが・・・・
どちらも安全に登山を行う上で必要なことですので、しっかりと対策を練ってください。

一緒に登る仲間に対しても配慮でき、結果的に安心な登頂に繋がると思います。



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:266000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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(アイランドピーク登山をもとに記載)

2つの写真を見比べてください!
共にアイランドピーク頂上直下の雪壁を撮影したものです。


※ 10年前の雪壁


※ 2014年4月撮影

上段の写真は・・・10年程前の様子。 下段は2014年4月に撮影されものです。

少し撮影した場所は異なりますが・・・
写真の中で、雪壁登攀を行っている場所に目を向けて頂くと、上段の写真に比べ下段の写真では・・・
雪壁登攀の位置が(写真右側へ)大きく移動しています。より頂上へ近い場所へ移動

これは雪壁を安全に登るために、途中に支点(ロープのつなぎ目)を作るためで、硬度な氷または締まった雪がある場所が必要になるからです。
 
温暖化の影響により以前に比べ、登攀位置が随分頂上よりに移動しています。
結果、以前に比べ、雪壁の斜度がきつくなり、長いルートを登っていることになります。

登攀位置が移動することにより、装備(ロープ、アイスバー、アイススクリュー等)の量などが大きく変わります。また装備を運ぶ、スタッフの数にも影響します。

登山は自然を相手にする素晴らしいスポーツです。自然的なことでも、安心して確実な登頂に繋がるよう、事前に十分な対策をとって頂きたいと思います。

ちなみに、以前は1時間にわたる雪壁登攀が終わると、一息つける場所があったのですが・・・
今はそのスペースも無くなってしまい、ナイフリッジの稜線だけとなってしまいました。




  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:576000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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(アイランドピークを念頭に記載)

ヒマラヤ6000m峰登山に適した時期として、(秋・春)の時期をお勧めします。
これは・・・天候が落ち着き、登山に適しているからです。
しかし、 ベストシーズンだからこそ、登山者に気づき難い注意点があります。

それは・・・
登山者が多すぎることにより、頂上を目指す最後の宿泊地であるHCP(ハイキャンプ)が込み合い、場所の確保が大変難しい事です。
 
これから頂上へ挑もうとする際に、思わぬ混雑で登頂予定日を変更したり、
BCから直接頂上を目指すことをしなければなりません。

HCP設営は無理なく、頂上を目指す上で最後の休息ポイントです。

あなたの体力を少しでも温存でき、より少ない時間で確実に頂上を踏むためのキャンプ地になります。
 
しかし、HCPのスペースは大変小さいため、他隊との場所の奪い合いで確保が難しいので、
確保できなかった場合の事を想定して、事前に対策を練る必要があります。


※ アイランドピークBC


殆どの登山者は・・・・登山を計画する上で、

 1.時期(秋または春)
 2.日程
 3.価格
 4.体力・技術 

の4点を考えて、ヒマラヤに挑んでいるようです。

しかし、トレッキングと異なりヒマラヤ登山は、思わぬハプニングによって、登山そのものを諦めなければならないことに簡単に繋がってしまいます。
その為に、「登山者に気づき難い注意点」をしっかり調べて頂き、対策を練って下さい。


※ 10張り程度のスペースしかない、アイランドHCP

この場所を征するものが・・・頂上へ立てる一番の近道です。

  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 09:126000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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(アイランドピークを念頭に記載)

6000m峰に登頂を目指す場合・・・
どのピークを登山する場合でも、100m前後の雪壁を登らなければなりません。
300mを越える雪壁も決して珍しくはありません。

その雪壁を目の前にして・・・気合いを入れます!
登攀器具を使って一歩ずつ雪壁を登って行く際、「緊張」や「迷惑をかけたくない」などの焦りが出てしまい・・・
予想以上の体力を消費してしまうかたが多いです。
体力に自信がある方でも。

結果、登攀時間が想定以上になってしまい、渋滞を起すことに繋がります。
「体力」が有るかどうかではなく、登山者のメンタルな部分によって、体力の消耗が大きく左右されるように思います。



雪壁登攀中の渋滞は・・・
次に登る人への登頂予定時間を大幅に遅らせることになり、隊全体の登山時間を延ばすことに繋がります。
時間を短縮しようとして、下降時は登山者の順番が逆になってしまい、体力を消耗してしまった登山者が最後に下山することも多々あるようです。

安全で確実な登頂を狙う上でも・・・同隊のメンバーだけでなく、他のパーティーも含めて
登山者の体力に合わせた登攀の対策を練る必要があるのではないでしょうか?



  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 20:476000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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登頂後に、頂上から望む最高の景色に浸って感動していると・・・
意外と雪壁下降の際に、スムーズな下山ができなくなってしまうことがあります。
私たちよりも体の大きな欧米人登山者にも多いと聞きます。

雪壁を安全に登る為に工作された途中の支点(ピッチ間の支点)において、スムーズに下降器の取替作業ができず慌ててしまい、大幅に遅れることがあります。

厚手の手袋をした上で、全体重がロープにかかった状態で行う下降器の取替え作業では・・・
高度感の緊張や疲れによる腕力や脚力が極端に低下している中で、慣れないロープワークを行うので、思っている以上に時間がかかります。
上部で下降を待つ人は焦りを感じ、無理に急いで降りよう、下山者を慌てさせがちです。

この点を踏まえて、登山者が焦らず安全に下降できる対策を練って下さい。


 
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 12:236000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
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※ 初めての登山でトロンピーク登頂(70歳代)

安全かつ確実に6000mの頂を極めるには・・・
自身の体力や技量だけでなく、天候、スタッフ等の協力、そして想定されるトラブルに対してしっかり対策を講じ、全てが100%の力を出せた時に、「登頂」できると思います。

ヒマラヤ6000m峰に登りたいと考えている方は・・・
先ず知人・友人の体験談を聞き、またWEB等を利用して、自身の技術や体力を比較し、挑戦ができるかどうか・・・検討しているように思います。
そして、次に登山装備を考えるようです。

しかし、上記内容で得た情報だけで登山の成功が決まるのではなく・・・・
登山者が気づき難いポイントを知り、どのようにこの点をクリアーするかによって、決まると言っても過言ではありません。

全て現地エージェント任せにしてしまうのも良いですが、出来ることならご自身が中心になって登山で起きるトラブルを想定し、対策を練って頂くことをお勧めします。

ここでは・・・
サパナの登山ツアーにおいて、実際に行っている“登山者に気づき難いチェックポイント”を記しています。
これら「登山者の気づき難いチェックポイント」は、私が現地の旅行会社でポーターをしてきた時から現在に至るまでに経験したことをツアーの中で反映させ、登頂に導いています。
ここで紹介する内容を机上講座として行っています。  


※ 随時、追記して行きますので、定期的にご覧いただければと思います。

1. 登山者的要因

① 最後まで歩ける体力
  ・雪壁登攀(壁上で宙吊り) ⇒ こちら
  ・予想外!BCからの挑戦 ⇒ こちら
  ・登頂後の安堵感からくる疲労  ⇒ こちら

② 高地でも頂ける食事
  ・食べ易さ・飽きない食事にこだわる ⇒ こちら

③ 自信もって行える登攀技術
  ・登攀(上昇・下降)における注意点(疲れ・寒さ・恐れ アイゼン・8環)

④ 凍傷を起さない体質

⑤ 登山中における途中離脱
  ・自分が離脱することを考える ⇒ こちら


2. 自然的要因

① 雪壁における登攀
  ・位置の変更(斜度・長さ) ⇒ こちら

② 至る所に出現し始めたクレバス 
  ・毎年大きく変わる登山ルート

③ 休憩箇所の小スペース(混雑)

④ 稜線のナイフリッジ(風・渋滞)  

⑤ 春と秋 どちらがベスト?
  ・ヒマラヤ特有の天気 ⇒ こちら
  

⑥ 


3. シーズン的要因

① BC設営スペース 

② HCP設営スペース 

③ 雪壁での大渋滞(春・秋)によるロス時間 

④ スタッフ対策(装備・ポーターの確保)

⑤ 他隊の交渉(メ:大きな登山隊 ア:沢山の登山隊)

⑥ 宿泊施設の込み具合

⑦ 大混雑する国内線
  ・有視界飛行機で運行  ⇒ こちら

⑧ 雪崩


4. スタッフ要因

① 登攀中のガイドの日本語力(大変重要)

② クライミングガイドや他のスタッフの体調
  ・休みなしで働くスタッフ
  ・山岳地域の環境に合わせた人選


5. その他

① ガイドが一人の場合・・・固定ロープの確実な準備と回収  不調子者のガイド

② 予備日の設定の有無 

③ アタック(最終宿泊地はどこか) 

④ 緊急時においての連絡手段・救援・救助の人員・レスキュー時の供託金等

⑤ 短日程の内容チェック! 

⑥ 国内線の人数減少  荷物の量をいかに運ぶか

⑦ ロッジの食事を頂く

⑧ 装備不足の解消・・・ スタッフに取りに行かせる 場所 費用(レンタル分)

⑨ トラブルを未然に防ぐ契約書の書き方、話し合った人と実際が違う

⑩ ネパール行き航空券 キャンセル(中国系)

⑪ ヤク等の保険

⑫ 無線・携帯の種類

⑬ 成功談より失敗談をチェック


◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・

不安を抱えながら登山に出掛けるのすか?

ヒマラヤ6000m峰を安心して、確実に登るための講座
アイランドピーク、トロンピークを中心にご紹介します。
あなたのご不安が解消できます!







  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:586000m峰を安全に・確実に登頂するためのポイント
Comments(0)

アイランドピーク登山に関する情報(体験記等)を収集し、色々と検討をなされているのではないでしょうか?

どの情報を見ても登山に適している時期として(秋・春)が紹介されています。
ベストシーズンということで・・・つい気づかない注意点があることにを知っていただきたいです。

その一つがHCPの確保

世界中から沢山の登山者が集まる時期、登頂を目指す誰もが考えるHCPの設営。
登山者が多すぎてHCPの確保ができず、BCから直接頂上を目指すことになることも。
それとも、アタック日の変更を余儀なくさせられることにも決して珍しくありません。
あなたが挑むアイランドピークの登頂を左右させるポイントになるからです!


現地事情をしっかりと調べると、様々な事が分かってきます。
例えば・・・


BC(5150m)  シーズンには50張り以上のテントが設営される

HCP(5400m)はスペース小さく、10張り程しかテントが設営できない。


HCP ガレ場の狭いスペース

この問題をどのように解決するかが、あなたの腕の見せ所!
ちなみに、BCから頂上を目指す場合、標高差にして1000m。
酸素の薄い中を、登山道具を担いで登ること15時間以上となってしまいます。

HCPをしっかりと確保した状態で、アイランドピークを目指したいものです。


ヒマラヤトレッキング専門 サパナでは・・・
上記問題をしっかりと解消した状態でアイランドピークへ挑んでいます!

標高5000mを超える世界でも、登山者が安心して歩けるよう

1.慣れ親しんだ日本食の提供
2.歩く人に合わせた高山病対策【やり易さ・効果の度合い】
3.日本人ガイドが同行


を行っていますんもで、最後まで安心してヒマラヤを歩き通すことができます。こちら  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 16:46アイランドピークのポイント
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体力にまったく自信が無いです。普通に歩いているのですが・・・
凄く汗をかき、水分が手放せないんです。
山仲間と一緒にブルーポピーを絶対に見たいんです
。」

高山植物講座の際、初めてお会いしました。 


◆ アネモネの大群落にて

山歩きを通じて山友達をたくさん作り・・・。
富士山より高い所へ登ったことがないので、
迷惑をかけず歩きたい」 という言葉を何度も繰り返されました。

その後も電話でご相談が続きました。


◆ 常にマイペースで歩いて頂きました。

山仲間と一緒に」という思いを強くお持ちでしたので・・・
普段の山登りの中でS様は
『どのような時、迷惑をかけてしまっていると感じられているのか』
質問フォームを使ってこと細かく訊きました。


 インタビューして分かった事

● S様は話し上手で、日本各地の山を友人と歩いて、花に詳しい。
● 友達の水分を貰うことが多く、いつも2リットルの水分を持って歩く。
● 荷物が多くなるので、到着が遅くなってしまう。等


さてどんな対策を用いれば、ブルーポピーを見て頂けるか?
 
いろいろな視点で考えてみました。


◆ 特製の花図鑑で観た花をチェック

話し上手なので・・・
山に出かけた時のエピソード、
色んなお花の思い出話をしていただき、
体内にたくさんの酸素を取り込んで高山病に備える。


ヒマラヤ高山植物図鑑で更なる興味をもってもらい、
お花探しに夢中になって、時間を気にせず、楽しく歩いてもらう。


私と一緒に最後尾で歩き、
休憩回数を多めにして体力の消耗を軽減。


小ザックをガイドに預け、まったくの手ぶらで歩いて頂く。
初めてブルーポピーを知った思い出話しで、
参加者全員と楽しい時間を共有する。


出発まで無理な登山をされないよう、近郊の山歩きに変更。随時アドバイス。


◆ 幻の花ブルーポピーと一緒に
 
更なるご要望も取り入れて
スタッフ共にS様に合わせたトレッキング。


そしてヒマラヤに咲くブルーポピーを思う存分楽しんで頂きました。


◆ 山仲間と楽しむ旅行ができました。


ご帰国後、撮影された高山植物の写真を楽しまれ、
新たな人との出会いで充実した生活をされているとお聞きしております。

※ サパナのWEBの参加者の感想54番をご覧ください。

◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆

300種を超える可憐な妖精の写真集  こちら

高山植物トレッキング 感想  こちら


お問い合わせは  こちら

詳しい資料ご用意しております。
ご質問にじっくりとお答えできる時間が必要ですので、4月末までにお願いします。


【備考】-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆

7月前半のガイドトレッキングでは『 薬草採りが見つけた秘密の花園 』 を予定


あなたに合わせた高山病対策
お腹に優しい日本食で体力維持
山岳民族の文化を体験
日本人ガイドが日本から同行するワンランク上のトレッキング


ヒマラヤトレッキング専門 サパナ  WEBこちら  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 10:43高山植物 トレッキング
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『8000m峰 シシャパンマを間近に見てみたい!』

50数年に及ぶ登山歴で、
ヒマラヤにも何度も足を延ばされ、
世界第2位の高峰K2の登山隊として
参加もされたご経験。
  
長年、色々な登山に出掛けている中で、
気がつけば、
世界第14番目の高峰だけが残ってしまい・・・
熱い思いを語られる電話をいただきました。

 
さらに・・・
年齢も70歳を過ぎ、体力の心配も。
政治情勢が不安定なチベットに行く事に対して
とても不安をお持ちでした。


メール・電話を通じて、いろいろとお伺いし
思いを叶えるトレッキング作りをスタートさせました。 


シシャパンマを見たいということなら・・・
チベットに入ってからニュラムを経由して、
その先のヤルンラ峠から見れるというプランを
お勧めするのが一番と思ったのですが・・・


長年されてきた登山の事をもう少し知ろうと思い、
聞いてみると・・・
こだわりある登山をされてきたことが分かりました。

それは

どの山もBCまで足を踏み入れて
間近に見てきたことでした。


早速、地図を広げ・・・
シシャパンマ峰を間近に見れるBCへの
位置を確認し、プラン作りをはじめました。


チベットのエージェントにその旨を伝え、
いくつかあるBCの中で、
ゲストにとって安心して行くことが可能な
BCを選びました。

また政治的不安定なチベットのため、
その影響が出ない時期の選択にも、
細心の注意を払いました。

更に、憧れの山カイラス山にも
ご旅行されたいご要望を伺い、
2つを合わせたのプランになりました。


カトマンズからおよそ1000km
離れた場所にあるカイラス山は
長丁場の旅行になってしまい、
また連日標高4500m以上の所で
生活をして行かなければなりません。

そうした厳しい環境の中で、
安心して参加頂けるトレッキング環境作りに
色々と、知恵を絞りました。

● 体調を維持して頂くためにも食事の面からサポート。
● 疲れが出難い車の選定、
● 安全運転に心がけるドライバーの選定、
● 旅行者の要望に耳を傾けてくれるガイド
● ネパール人スタッフも私が育ててきた者

 あらゆることを想定しながら
 突然のハプニングにも対応できる布陣で
 サポートさせていただ来ました。

そして、無事に2つの目的の旅を達成して、
ご帰国することができました。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 22:01辺境の地 チベット
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『記念イベントを大成功させたい!』

70才を超えるメンバーで構成された登山隊で、
アンナプルナ連峰に聳えるトロンピークに挑戦という電話をいただきました。
 
さらに・・・
同時期、別隊もトロンピーク目の前にある無登峰目指し、
2隊の一緒の成功を強く願っている

メール・電話・そして実際に会って、いろいろとお伺いしました。
 
インタビューを通じて・・・

リーダーであるS様は山岳会所属の73歳(当時)
仲間と一緒に、常日頃から精力的な山登りを楽しんでいる。
何度もヒマラヤに訪れ、ご自身初の頂きに立つ夢をもっていた。

そして・・・

1. 頂上からの大パノラマを全員で共有したい。
2. 別隊の登山のサポートも行う
3. 登頂後、最も高所にある透明度高いティリッツォ湖へトレッキング
4. 最高齢は75才

トロンピーク周辺の地図を開き・・・

① BCへのアプローチ:

  反時計周りの方がロッジも多く、高度順応し易い。
  時計回りでは、急激的に高度を上げる。更なる高山病対策が必要
  登山時期は連日、数百人のトレッカーが訪れ、ロッジの確保が難しい
  最寄り空港は最短で3日、運行状況や予約状況が異なる

② 地形的に強風を受けやすい

③ ティリッツォ湖へのトレッキング

  マナン村からは容易
  ジョムソン側からはテント必携
  ティリッツォ湖に至る峠の雪

④ エスケープルートの確保

⑤ 水場の確認

他、リストアップ。

後日、登山者一人一人にお会いして、経験や体力、雪山の登山技術の有無をチェック
また高山病の経験、普段の山歩きで注意されている点  
水分の摂り方、休憩の仕方(時間や回数等)、写真撮影に割く時間  等を伺う

分かったことは・・・

【経験:】

 40年を超える山経験者
 最年長【75歳】の方は体力に不安、本格的な雪山登山の経験無し
 全員が一緒の行動したい
 寒さが苦手である

【食事:】

 現地食に対して不安を抱えている
 体力が持続できる食事、日本食で対応できれば嬉しい
 高地での食欲減衰に備えて、準備品が分からない。

【登山期間:】

 現役者もおられるため、長くても20日間程度
 可能なら短い日程で登りたい

【高山病:】

 海外登山初めての方は症状を心配

【その他:】

 持病薬について

地理的要因と登山者の事情を踏まえ・・・

1. 別隊のサポートも行えるトロンピーク登山のプラン作り
2. 現地スタッフの選任、手配
3. 各自のコンディションチェック



トロンピーク登頂および他隊のサポートも完遂
氷河湖ティリッツオ湖へのトレッキングも無事行い
アンナプルナ連峰を心ゆくまで眺望を楽しみ
全て目的を達成することができました。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 15:14ヒマラヤ6000m峰登山こうしてトレッキングを作ったんです!
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勇さんのアジア絶景紀行 ヒマラヤの大自然に挑戦!  続編
番組制作会社 ユーストン 様

 
 17日間に及ぶテレビ取材では・・・
 気温差が40度にもなる環境下の中
 膨大な量の映像を撮影し続け、
 帰国後の編集作業にも沢山の人員を割いて完成した!
 
 実際に放送された映像はこれ!

 ご覧ください。

 

 

 



 

   


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 19:53こうしてトレッキングを作ったんです!
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勇さんのアジア絶景紀行 ヒマラヤの大自然に挑戦!
番組制作会社 ユーストン 様

 2度にわたるラジオ出演がきっかけに・・・

 主人公である『勇さん』こと川本勇さんは
 ミュージシャンであり、ラジオやテレビなど
 たくさんのメディアに出演しているスター。

 『多くの視聴者にヒマラヤの美しさと感動を届けたい!』 

 という気持ちを抱かれ、この企画が立ち上がりました。

 
 ニコニコ この映像のために・・・頑張りました。

 ヒマラヤの映像は他局でなんども放映されているが
 もっと違った視点で映像を作りたい・・・。

 何度にもわたる取材班との打ち合わせ・・・
 出演番組中の短い休憩時間に、また数時間に及ぶことも。
 約4ヶ月という期間で、番組構成から現地調査、通訳、撮影補助まで
 全面協力をさせていただきました。

 今回出演される方々は全員ヒマラヤ初挑戦!
 海外渡航経験も、登山経験の無い方も。

 取材班ひとりひとりに、登山に関するアンケートに
 答えてもらい、個々に合わせた山歩きの仕方や高山病対策を
 緻密に練りました。
 
 取材がスムーズに行えるよう、
 日本語ができるスタッフはもちろんのこと
 特に、取材班が求める撮影シーンや場所を
 的確に提案できるスタッフも同行させました。 

 そして、取材中にも構成や映像に関することで
 何度も相談や提案をさせていただきました。  

 約3週間に及ぶヒマラヤ取材は・・・ 
 野生動物との遭遇、逞しく暮らす山岳民族との触れ合い、
 連日、紺碧な空に突き刺さるように聳える
 神々しい峰々を仰ぎながら行いました。

 
 ニコニコ シャンボチェの丘へ高度順応に

 
 ニコニコ ナムチェ上部:  エベレストの雄姿

 
 ニコニコ ヒマラヤに住みまSHOWのコーナー収録後

 
 ニコニコ 最高な贅沢気分での休憩の様子を収録中

 

 ついに、標高5545m、
 世界最高峰のエベレストの見える丘へ取材班全員を

 
 ニコニコ 川本様がカラパタールに!

 
 登頂と同時に目から溢れ出す涙
 使命を果たすために、苦しさを乗り越えることができた嬉しさ・・・
 私もこの企画のお手伝いができて本当によかったです。

 そして・・・
 実際に放送された映像は これ!
   


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 14:58こうしてトレッキングを作ったんです!
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2011年12月17日

 一人ひとり
 ヒマラヤトレッキング・登山への思いは違う。

 出来ることなら・・・
 思い描いている歩き方が出来たらいいのに!

 サパナでは参加者の思い描くトレッキングを
 インタビューをしながら作り、夢を達成していただいております。
 
 どのようにツアーが作られたのか・・・ご紹介します。

 
 『僕のおじいちゃん 凄い!』  T様 岡山県

  

 珍しいサボテンを沢山栽培し可憐な花を咲かせるのが得意で、」
 日頃は近郊の山で足腰を鍛えて体力維持に励むT様。

 世界最高峰のエベレストを間近で是非見てみたい・・・。

「体力はたぶん大丈夫だろう・・・」。でも富士山に登ったことが無いし・・・
 T様より一通のメールが小社に届きました。


 早速、メールに対して・・・

 高山病は誰もがかかってしまう生理的症状であり、
 症状が出る前からの順応対策がとても重要であることを説明。
 そして登山経験や普段の山登りで注意されること、
 興味ある事などを先ず教えていただきました。
 また、歩く時の癖によっても症状が大きく変わるので、
 質問フォームを使って更にこと細かく訊きました。


 インタビューして分かったこと

 ● T様は話上手でサボテンの花について特に詳しい!
 ● 国内外問わず高い山への憧れが強く、山のエピソードにも詳しい。
 ● 汗をかきやすい体質で、普段から水筒を余分に持って歩いている。等


さてどんな順応対策が一番効果的で行いやすいか・・・?
 いろいろな視点で考えてみました。


 話上手なので・・・
 トレッキング中の休憩には私の方からT様に話しかけ、
 お答えしていただく形で無理なく酸素を体内に取り込んでいく。

 発汗量を抑えるために、歩く位置は後方に、休憩回数を多めに。
 水分の予備をガイドが持ち、必要に応じて給水。
 宿泊地到着後にはサボテンの話で盛り上がり、
 参加者全員と楽しい時間を共有する!
 
 

 更なるご要望も取り入れてスタッフ共に
 T様にあわせた高山病対策を行いながらトレッキング。

 そして エベレストの見える丘:ゴーキョピーク(5400M)へ。
 念願の夢を達成されました。

 ご帰国後、T様よりお電話があり、
 世界一高いエベレストと一緒に写した写真を見て、
 お孫さんが『おじいちゃん凄い!』と。

 

 

 山歩きを通じて、日々の健康の維持、更なる感動との出会い、
 新たな人との出会いで充実した生活をされているとお聞きしております。
  


Posted by ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男 at 17:45こうしてトレッキングを作ったんです!
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