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プロフィール
ヒマラヤ専門ガイド 浅原 明男
ネパールの隅々までに整備された国内線を利用して、山岳地域へ一気に入ることができます。
かつてはバスに揺られ・・・何日もキャラバンをしていくことが当たり前でしたが、国内線の発達により、短期間でトレッキング、登山が可能になりました。
この国内線について深く考えてみると・・・
登山者が「気づきにくいポイント」があるのに気づきます。

ベストシーズンと呼ばれる春や秋は多くの登山者に交じって、ネパール人旅行者も国内線を利用します。
特に、カトマンズを基点に、ルクラ線とポカラ線。ポカラを基点にジョムソン線は注意が必要です。

ネパールの国内線は有視界飛行と呼ばれるもので、パイロットの視界を頼りに運行されています。
雲の発生等により、突然フライトキャンセルされることがありますので、最初のフライトになるよう、早い予約が必要です。

以前は18人乗りの小型飛行機でしたが・・・
現在は14人乗りと変更されました。そのため、1日に運ぶキャパが大幅に減少したので、シーズンには席の確保が難しくなってきています。

ネパールの路線ごと運行している航空会社が異なっています。
保有機の数も異なるため、事前に利用する路線の航空会社を知っておくことが必要です。

というのは・・・
フライトキャンセルとなった場合の振り替えが早く、最小限の変更で済むからです。
悪天候によるフライトキャンセルは翌日のフライトに自動的に振り替えられます。
その際、航空機をたくさん保有している会社ほど、振替便のフライトが一度にたくさん運行するので、当初の予定のいち早く戻ることができます。
保有機が少ないと、フライトキャンセルになり、他社便に振り替えられることもあるため、注意が必要です。
ちなみに、フライトキャンセルになった場合、外国人旅行者を優先的に搭乗させることがあります。そのため、ネパール人ガイドと行くトレッキングの場合は、言葉の問題が発生するので、最低限の英語を覚えておく必要があります。


サパナでは、こうしたトラブルを想定して、各航空会社と強いパイプを持ちながら航空機を使ったトレッキングを行っています。
航空機のキャンセルの伴う停滞による宿泊費・食事代等に対しても、負担を最小限に抑えられる対策をとっています。






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